海へ出かけたり、ビーチへ遊びに行って海を眺めているのもいいですが、
目の前に海があるなら水中をのぞいてみたくなりませんか?
海面は、浅瀬に射し込んだ太陽の光や、色鮮やかなサンゴ礁、白い砂の海底、
魚の群れなど非日常の世界が広がっています。
運が良ければウミガメなどに出会えるチャンスが訪れるかもしれません。
初めてスノーケリングをする方のために、見慣れない道具をどう使うかを習得し
安全に楽しむ方法を紹介させていただきます。
スノーケリングとは?
シュノーケリングとスノーケリングの違いは?
泳ぐときに使うスノーケル(シュノーケル)という道具ですが
読み方は違いますが、スノーケル(snorkel)は英語
シュノーケル(Schnorchel)はドイツ語で実は同じ意味です。
スノーケリングと素潜りは違う?
スノーケリングは、浮くための浮力体となるスノーケルベスト(ライフジャケット)を
つけて水面を浮かびながら海の中を観察します。
ベストをつければ子どもから、泳ぎがちょっと苦手な方でも安心して楽しめる遊びです。
スノーケリング(シュノーケリング)は水面に浮かんで遊びますが、
水中に潜る素潜り(スキンダイビング)は、浮力体であるベストを着用しないため
サポートや監視管理の中で実施する必要があります。
スキンダイビングは、講習をうけることで水中を楽しむ時間が長くなります。
習得すればより海の中を間近で感じられ、魚との距離が近くなります。
イルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムなどを体験する楽しみが増えますよ!
忘れてはならない注意事項
ペアで必ずいっしょに泳ぐ!
自然が相手の遊びです。いつ何時、何が起こるかわかりません。
1人では危険です。必ずペアを組んで2人以上で楽しみましょう。
特に子どもは大人とペアを組むようにしましょう。
何かあったとき、助け合えたり、助けを呼べる人と一緒に行動することが大事です。
もし体調が優れないときには無理してスノーケリングを行わないことです。
楽しく夢中になって長い時間泳いでしまいがちですが、適度に休憩する事を忘れないでくださいね。
万が一トラブルが起きた際、判断や対処が遅れると大変です。
一緒にいくペアのためにも飲酒は控えましょうね。
海のコンディションを意識する!
スノーケリングを始める前に海で遊べる海況かチェックすることです。
波が高かったり、うねりがひどい時には危険だと判断し中止するのも必要です。
事前に、天気予報・満潮・干潮・潮流など調べておきましょう。
ライフセーバーや管理者がいる場所では、遊泳可能か遊泳禁止かの判断があるため、
その指示に従いましょう。
大人が大丈夫な海況でも、子どもや体力のない人には危険なこともあるので、
泳ぐ人に合わせて冷静に見極めることが大事です。
自然環境を守ることを心掛けよう!
海にはたくさんの生物がいて、海で遊ばせてもらっているという気持ちを忘れないことです。
自然の中で楽しむためには、共通のルールであり一番大切なことです。
ゴミは海に捨てずに必ず持ち帰る!
海の中の生物やサンゴに触らないようにマナーを守りましょう。
自分の位置を常に把握する!
海に夢中になりすぎて岸から離れてること、乗船した船から離れてることに気がつかない場合があります。
また遊泳区域を設置している海で泳ぐ際に、目印となる浮きブイとロープで
遊泳区域は囲まれていますが、区域の外は潮の流れが速かったり船が出入りが
多く危険です。区域外はに出ないようしましょう。
どんな環境でも数分おきに顔を上げ自分の位置を確認することが大事です。
日焼け注意!
スノーケリングに夢中になっていると、忘れがちな日焼け!
海に行く前にウォータープルーフタイプの日焼け止めクリームを塗ったり
ラッシュガードやウエットスーツを着用、サーフキャップなどで紫外線対策は、疲れないために重要です。
どんな道具を使う?使うコツは?
スノーケリング(シュノーケリング)をするときは、4点のアイテムが必要です。
浮くための『スノーケルベスト(ライフジャケット)』
スノーケリングは、浮かぶことが基本です。
肩の力、全身の力を抜いてリラックスし海に体を委ねるようなイメージで
落ち着いて手足を伸ばし、初めは何も動かさず、ただ単に浮かぶようにしましょう。
スノーケリング中は、スノーケルベスト(ライフジャケット)を装着するので
自然に浮くことができますよ。
何も身に着けない状態では、人間の体は水より比重が重く沈んでしまいます。
もし泳ぎ疲れた時、溺れそうになった時、命綱となってくれるのは
スノーケルベスト(ライフジャケット)です。
身に着けていれば、水面に浮かぶとき立ち泳ぎをしなくていいので体力を浪費しません。
水中を見るためのメガネである『マスク』
マスクは水中ゴーグルと違い、視界は広く鼻までマスクが覆うので鼻に水が入らないです。
着用前に曇り止めをし、髪の毛が入り込むとマスク内に水が入るため、
ペアで髪の毛が入ってなチェックしておきましょう。
マスクの中に水が入った場合、マスクのフレームを軽く手で押さえながら
斜め上を向き、鼻からゆっくり息を吐き出します。
水面に上がってマスクをつけ直さなくても、マスクの下から水を出すことができます。
呼吸をするためのパイプ『スノーケル(シュノーケル)』
水面に顔を浸けたまま呼吸ができ、水中を眺めながら泳ぐことができるので
水泳のような息継ぎは不要です。
スノーケルは、マウスピース部分を歯で噛んで咥えるのではなく唇で咥えます。
「あ」の口でマウスピース部分を口に入れ、
「い」の口でマウスピースを軽く咥えます。
「う」の口で口をすぼめればOKです。
呼吸は、鼻で呼吸するのではなく、口で呼吸をします。
鼻呼吸を続けるとマスクが曇って視界が悪くなったり、
マスクと顔の間にできる隙間から水が入ってしまうので注意しましょう。
浅くて速い呼吸をすると吐いた息がスノーケルの筒の中に残り、
その残った空気を吸うと、少し息苦しく感じてしまいます。
深呼吸をイメージし「ゆっくり吸ってゆっくり吐く」がポイントです!
水面で波を被ったときや泳ぐ体勢によってはスノーケルに水が
入ってしまうことがあります。
水が入ると、息を吸うのと同時に水を吸い込んでしまうかもしれない。
その時に必要なスキルがスノーケルクリア。
スノーケルの中に入った水を、自分の息で強く短く吹くことによって
水を外に出すことができます。
練習したらすぐにマスターできますよ!
これがマスターできれば、安心して遊泳できます。
推進力を得るための足ヒレ『フィン』
スノーケリング(シュノーケリング)は水泳のように手を使って泳がず、
フィンを装着し足だけで泳ぎます。足ヒレとも呼ばれ、楽に泳ぐことができます。
膝を曲げず足全体を伸ばした状態でゆっくり足を動かしフィンキックを行います。
水中は陸上と違って水圧がかかるため、バタ足のように動かすと疲れやすいです。
数回フィン(足ヒレ)を動かし、数秒休むリズムようにゆっくり動かすだけでも
フィンキックは十分進みます!
スノーケリングでフィンキック中、足の筋肉に負荷がかかり足をつることがあります。
もしつってしまったら、①フィンの先端を掴む
②膝を伸ばし、筋肉を伸ばすようにフィン(足ヒレ)を引っ張る。
自分で治すのが大変だったら、バディに足を伸ばしてもらいましょう。
沖縄のおすすめポイント!
①恩納村 真栄田岬『青の洞窟』
②本部町 崎本部『ゴリラチョップ』
③北谷町 宮城海岸『砂辺』
まとめ
初心者のためのスノーケリング基礎!について紹介させていただきました。
美しい海中世界を気軽に楽しめるのがシュノーケリングの最大の魅力です。
よかったら参考にしてみてください。